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医療事務のメリット(笑):医師との結婚

医療事務という仕事の内容やその専門性、求めれられていることなどをここまでお話してきました。これだけ読んでいると医療事務って大変な仕事なのではと思われる方も多いかも知れません。確かにそういう面もあるかも知れませんが、医療事務には他の仕事にはないメリットや面白さがあります。ここでは実際にフルタイムやパートタイムで医療事務の仕事をしてきた人に聞いた話をもとに医療事務の実際についてお話したいと思います。
まず、これは実際に結構多いらしいのですが、医療事務を目指す女性がなぜ医療事務なのか、という理由として「医師と結婚できるチャンスが多くなる」を挙げていることです。医師と結婚することを希望する女性は多いです。同じ屋根の下で働いていれば出会いのチャンスも多くなりますし、結婚できる確率は高くなるかも知れません。実際のところはどうなのでしょうか。
これについては、現役の医療事務や経験者は一様に否定します。同じ職場で働いていることに間違いはありませんが、明らかに住む世界が違うという認識があるので、個人的に親しくなる機会はほとんどありません。また、同じ職場だからと言ってもあまりに仕事内容が違うので価値観を共有できないので、やはり仕事の大変さをお互いに理解することも難しいようです。
また、同じ医療事務をするなら大きな病院よりも個人医院のような小規模なところのほうが良いと言う意見が多いことも目を引きます。普通なら少しでも規模の大きい病院のほうが仕事のやりがいも大きく雇用体系もしっかりしているように思うのですが。これについても間違いではないのですが、大きな病院はしっかりし過ぎてて融通が利きにくい反面、個人医院などでは家族的な人間関係になるので、融通を利かせやすいため楽だというのです。子供のある方なら子供の用事で休んだり出勤時間を調整したりすることにも応じてもらえますし、患者さんが持ってきてくれたお菓子や製薬会社の営業マンが持ってきた景品などのおすそ分けが貰えたりするのも小さな医院のメリットです。
ですが大きな病院のように仕事の分業がしっかり出来ているのに対して、小規模なところでは仕事の線引きが曖昧なので何でもこなさないといけない面があります。ですが仕事の出来る人になるとこのようが良いという意見もあります。つまりこのように何でもこなしていれば自分無しでは仕事が回らなくなるので、職場の居心地が大変良くなるということです。このあたりは何かプロっぽさを感じます。

医療事務の講座

筆者はかつて某社会人スクールに勤務していたことがあります。このスクールはあらゆる分野の講座を幅広く行っているところで、その中に医療事務もありました。医療事務を志す人は多いので、あらゆる講座の中でも一番受講者数が多かったことを記憶しています。
実際にやって来るのは就職を希望している人が3割程度で、残りの7割は転職希望の人です。当然ながら全受講生は女性でした。年齢的には就職希望の人の場合は学生やフリーターの人が多いので20代前半、後者の転職希望の人は20代後半~30代といった感じでしょうか。
このスクールでは週に2回の授業を半年間行います。つまり50回程度の授業ということです。カリキュラム内容を見てみると、医療事務で最も大切な診療報酬制度の仕組みやレセプトについての理解をするためにかなり時間を割きます。続いて実物のカルテやレセプトを使って診療報酬計算を実践的に行います。これは筆者もその時に初めて知ったのですが、医療事務には2つの種類があります。ひとつは歯科を除く全ての診療科目についての医療事務で、もうひとつは歯科専門の医療事務です。この両者は大きな違いがあるので、そもそも勉強する内容が違います。
考えてみれば医師と歯科医師は全く違う職業ですから、レセプトにおいてもそれは同じなのかも知れません。カルテについても歯科のカルテは口を大きく開けた状態でそこに歯が並んでいるような図に後から記入していくようになっているものでした。
さて、これらの人々が講座を修了した後の進路についてです。医療事務の求人数が多くて人手不足になってくると、当然ながら人材を求めてスクールにも求人が舞い込んできます。修了して即、医療事務への就職を希望する人に対してはこういった求人があればスクールから紹介をしてそのまま就職するということも実際にあります。その逆に求人数が少ない時期はスクールに直接求人が来ることも少ないので、その場合は受講生が各自で求人誌などを見て応募していました。
また、最近ではレセコンと言ってレセプト業務を支援するコンピューターやソフトがたくさん開発されています。これらの機器が設置されている職場も多くなってきているので、パソコンの操作やレセコンの操作方法をカリキュラムに取り入れています。実務に即していないと意味がありませんからね。
中にいるとあまりピンと来ませんが、比較的評判の良い講座だったそうで、確かに修了した人がそれなりの職業に就いていたことを考えるとそんなに高い授業料でも無かったのかも知れません。

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