医療事務の仕事内容: 2008年6月アーカイブ

医療事務の仕事内容

医療事務の仕事内容について詳しくお話したいと思います。医療専門と言っても、あくまでも事務の仕事ですから医師や看護師ほど難しい仕事ではありません。また、医療事務のメイン業務である診療報酬請求以外にも付帯する業務があるので、それも含めて医療事務の仕事を見てみることにしましょう。
医療事務の仕事は診療報酬請求の関係上、1ヶ月がひとつのサイクルです。働いている医療機関が1ヶ月に行った診療に対する請求を月末に行うため、それを請求して1ヶ月の業務が終了します。そして翌月からはまた次の月の請求になりますから、同じ事を繰り返すことになります。このメインとなる診療報酬請求は通称「レセプト業務」と言います。レセプトとは診療報酬明細のことで、この明細に基づいて請求を行いますから、その書類の名前を取ってレセプトと呼んでいるわけです。もっと省略して「レセ」と呼んでいるところもあります。
このレセプトという書類は実際に支払われる診療報酬を決定する重要な書類です。そのため、ミスがあると間違った請求をしてしまうことになります。多すぎても少なすぎても大変なことになるため、この作業は正確性を要求されます。これは通常の事務でも伝票処理や請求金額を間違えば得意先に迷惑をかけることになるので、ミスがあってはならないことは同じですね。
このレセプトは月末で締め切りとなりますので、通常末日に請求を行います。そのため、月末の1週間程度は医療事務にとって最も忙しい時期となります。そして月が変わって月初になるとしばらくはレセプト集計もないので、比較的楽な日が続くということが繰り返されます。
医療事務の仕事はこれだけではありません。病院で事務をしている人は医療事務として働いている人がほとんどなので、受付や応対などの仕事も業務に含まれます。外来患者の受付や初診患者の診察券発行など、医療機関にはこうした事務仕事がたくさんあるので、それらを担うことになります。また入院患者に対しては病床の手配やカルテ発行・管理、そして入院費用の計算や請求、支払いの相談などお金にまつわる業務はほとんどが医療事務の仕事となります。
他の事務と同じように、医療事務の世界でもコンピューターの導入が進んでいます。こういった機器を使いこなせないと仕事にならないことが多くなってきましたので、これらの機器を使うことも業務に含まれています。そのため、医療事務の人が医療機関の中で最もパソコンに詳しい人となって何かと頼られることは多いそうです。

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