is: 2007年12月アーカイブ

医療事務は基本的に女性の仕事

医療事務は基本的に女性の仕事と考えて良いと思います。もちろん職業に男女差はありませんから、どうしても医療事務をやりたいという男性がいてもおかしいことはありませんが、現実に職場に入ると女性ばかりなので結局は居心地が悪くなってしまうでしょう。これは同じことが看護師にも言えます。「看護婦」という呼び方がなくなり、現在では「看護師」と呼ばれるようになりました。これは女性を意味する「婦」という字が性差別につながるという指摘や、看護の仕事に就いている男性もいるということにより呼び方が変わったのです。ですが、実際には男性の看護師さんはまだまだ少ないですし、実際に職場に入ってみると女性の職場だということを痛感するそうです。そういう意味では看護師と医療事務は医療機関の中でも女性向けの職場であるという認識でいたほうが良さそうです。
医療事務は人気の高い職種です。その理由は様々ですが、やはり職業として安定していることが大きいと思います。同じく医療機関の仕事である看護師も給与面や待遇面で非常に安定している職業であることで知られていますが、医療事務は看護師ほどではないにしても他の事務系職種よりは圧倒的に安定していると思います。また、女性にとっては女性の職場というのは入りやすいですから、そういう意味でも女性の人気職種として常に上位にあるのでしょう。
女性の職場と言われる職業は他にもあります。例えば百貨店。百貨店は流通業の中でも女性社員の比率が非常に高く、女性向けの福利厚生が充実していることでも知られています。
さて、看護師、百貨店、そして医療事務。これら女性の職業と言われる職業に共通する点があります。それは女性独特の働き方に対応しているという点です。
女性は人生のあらゆる場面で仕事を一時的に休んだり辞めたりすることがあります。結婚や妊娠、出産、育児などです。これらのために一時的に職場を離れると元に戻るのは至難の業ですが、これらの職種に限ってはそれが比較的簡単に出来ます。それだけ女性の労働力が必要だからで、やはり必要とされている職場で働きたいのは男性も女性も同じです。
医療事務は特定のスキルを必要とするので、実務経験があったり資格を取得しているなどで比較的すぐに同様の職場に就くことが出来ます。また、医療事務の最もメインとなる仕事である診療報酬請求は月末に業務が集中するので、月末だけ働きに行くという勤務方法が可能なのも女性向けと言えるでしょう。
また、夫の転勤などで仕事を辞めることになっても、日本全国どこに行っても医療機関のない場所はありませんから、資格や経験があれば同じ職業に就くことが出来ます。

このアーカイブについて

このページには、is2007年12月に書いたブログ記事が含まれています。

前のアーカイブはis: 2007年11月です。

次のアーカイブはis: 2008年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.1